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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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ボブ・ディラン『ラフ&ロウディ・ウェイズ』、世界中で大ヒット!14カ国で初登場トップ10入り!

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ボブ・ディラン『ラフ&ロウディ・ウェイズ』、世界中で大ヒット!14カ国で初登場トップ10圏内の記録を達成!

 

海外で6月19日に先行発売されたボブ・ディラン『ラフ&ロウディ・ウェイズ』、世界14カ国で初登場トップ10圏内の記録を達成した。首位発進はイギリス、アイルランド、ノルウェー、オランダ、ニュージーランド、ドイツ、スイス、オーストリア。初登場第2位はアメリカ、オーストラリア、ベルギー。第3位はスウェーデン、第4位はフランスとイタリア。全米初登場第2位は、ディランにとって2009年以来の高いチャート順位であり、全米TOP10入りを果たしたスタジオ・アルバムとしては18枚目となる。また、1960年代から2020年代までの7つの年代(ディケイド)でアルバムがトップ40入りを果たした初のアーティストとなった。

 

全10曲となる『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は、2016年にソングライターとして唯一のノーベル文学賞受賞者になって以来、新曲を集めたアルバムとしては初めてになる。スウェーデン・アカデミーはその授与の理由を「偉大なるアメリカの楽曲の伝統における、新たな詩的表現を作り上げたこと」だと挙げている。

 

過去23年間でディランがリリースしたスタジオ・アルバムは7枚。その間には、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞に輝いた2001年映画『ワンダー・ボーイズ』の主題歌「シングス・ハヴ・チェンジド」があった他、世界各国でベストセラーとなり、2004年 ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リストに19週間ランクインし、先日ローリング・ストーン誌によって「歴代最も優れたロック評伝」に選出された『ボブ・ディラン自伝』もあった。2013年度レジオンドヌール勲章オフィシエの受勲者であり、2000年にはスウェーデンのポーラー音楽賞、スコットランドのセント・アンドリューズ大学の博士号を始め、数々を授与している。

ボブ・ディランのこれまで世界でのセールスは1億2,500万枚以上に達している。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はスタジオ・アルバムとしては39作目。

 

解説、歌詞・対訳付の日本盤は7月8日発売!

日本盤には、菅野ヘッケル、萩原健太による計2万字解説、中川五郎の歌詞・対訳をまとめた52ページのブックレットが付属される。加えて、購入者の中から抽選にて、「ボブ・ディラン直筆サイン」が入ったロビーカードを1名様に!詳しくは日本盤に封入された応募用紙にて。

またLP盤(輸入のみ)の発売は7月17日の予定でイエロー、オリーブ、ブラックの3色のヴァイナル盤が用意されている。

 

▼『ラフ&ロウディ・ウェイズ』・・・評論家たちはどう聴いたか。

 

核たる部分ではこの世と、来世の — それがどこであれ、なんであれ — 境界線上にあるレコード

いつもながら、ではある。またしても『ラフ&ロウディ・ウェイズ』のような最高傑作をキャリア晩年に発表し、ディランは人を驚かす。ノーベル賞文学賞受賞者が見せる、不機嫌で、内省的で、瞑想的で、人を混乱させ、笑わせ、畏敬を念を起こさせる顔。これでもかというほど、聖書/ ポップ・カルチャーを引き合いに出しつつ『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はその核たる部分ではこの世と、来世の — それがどこであれ、なんであれ — 境界線上にあるレコードだ。私たちは待たされた甲斐がある。

Scott Bauer:AP

 

斬りかかり、鼻を鳴らして嘲り、ケラケラと高笑いしながら、何かを証明しようとする

残忍なパルプ・ノワールの傑作。ここで一言、忠告を。触らぬディランに祟りなし。その79歳はニュー・アルバムを通じ、斬りかかり、鼻を鳴らして嘲り、ケラケラと高笑いしながら、何かを証明しようとする — もしくは証明するものが何もない — 男さながらだ。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』から次々と繰り出される驚異の連続たるや。

Mikael Wood:Los Angeles Times

 

最高齢のプロテスト・シンガーはこの変わりつつある時代のための特上のアンセムを、今も書き続けている

若きディランは音楽の旅を始めた60年代、それまでほとんどなかった新しいタイプの曲を編み出した。あらゆる意味でオープンで雑多で、新たなスタンダードと呼べる曲。そこには傲然と彼の神話が宿り、世の中に向ける独特の視点が、そして世の中が彼に向ける視点が、常に形を変えながら存在した。その音楽を初めて耳にしてからおよそ60年、最高齢のプロテスト・シンガーはこの変わりつつある時代のための特上のアンセムを、今も書き続けている。

Neil McCormick:The Telegraph

 

★★★★1/2

ディランが探索するのは、かつて誰も到達することのなかった領域だ

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は彼の8年ぶりとなる新曲によるアルバムであり、絶対的なクラシックと呼ぶにふさわしい1枚だ。『モダン・タイムズ』や『テンペスト』といった近年のディランのアルバムに通じる、寂寂とした厳かさをとどめるも、そこをさらに超え、アメリカの広大無辺なミステリーにまで深く入り込む。創造をもたらす活力には、今も驚かされ、正直怖くなるほどだ。しかし彼は自らのレジェンドの上に胡座をかくことを拒む。世界が、“ボブ・ディランというインスティテューション”に彼を祭り上げ、押さえつけ、ノーベル賞聖徒名簿の中に入れ、過去に防腐処置を施し、ミイラにしようとするたび、この漂流者は次なる脱出をしてみせる。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』でディランが探索するのは、かつて誰も到達することのなかった領域だ。しかもさらなる未来へと、押し進み続けている。

Rob Sheffield:Rolling Stone

 

★★★★★

間違いなく、これまでで最も壮大でポエティックな主張だ

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』から放たれるのは、間違いなく、これまでで最も壮大でポエティックな主張だ。カルチャー、歴史、哲学の大パノラマが広がり、そこで語られる暗殺、世界の戦争、国家の誕生、十字軍、聖書の神話は、あたかも永劫の構想の中に、彼の場所を止めるためなのだとも思えてくる。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』がディラン最後の言葉になると推測するのは馬鹿げているのかもしれない。が、歴史に残るスピーチであることには違いない。

Mark Beaumont:NME

 

★★★★★

絵画なのだとしたら、マスターピースと私は呼ぼう。

真実は君を守ってくれる。そういうものだ。そしてディランのすることはそういうことだ。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は別格だ。絵画なのだとしたら、マスターピースと私は呼ぼう。

Will Gompertz:BBC

 

聴いて真っ先に飛び込んでくるのは、ディランの業火のごとく強い目的意識と集中心だ

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はこれまでディランがやってきたどんなこととも違っているようでいて、自ら勝ち取ってきた長い人生を振り返りながらも、今もまだ前を見続けているように聞こえる。どの楽曲からも言い知れぬほどの強さと渇望感が溢れ、それはアルバムを通じて一切ブレることなく、このアルバムをディランの最も優れた1枚にしている。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を聴いて真っ先に飛び込んでくるのは、ディランの業火のごとく強い目的意識と集中心だ。決して、でたらめを並べているわけではない。それは伝わってくる。そのたっぷりのユーモアから、怒りから、傷心から。そこに書かれ、歌われる言葉のひとつひとつから。

Alan Light:Esquire

 

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はキツイ。本当にこたえる。それは残酷で惨たらしい。

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はキツイ。本当にこたえる。それは残酷で惨たらしい。あらゆるものが雑然と、今にも飛びかかろうとうろつき回る。そしてそれはいつになく、今のこの時代の空気に合っている。ここ数ヶ月に起こった、残酷で不快な出来事の衝撃の大きさを考える時、アメリカに語り伝えられてきた民間の神話(ミュトス)に対してディランがいかに広く、交差性のある理解を持ち合わせているか、それが図らずも明らかになった形だ。ジョージ・フロイドの殺人を機に、アメリカは今、国として代謝を図ろうとしている。同時に、これまで黒人に対して行われてきた全ての悪質で、残虐で、憎むべき、不当な殺人 — それは何世紀も前から繰り返し行われ、今もどういうことか続いている — に目を向けようとしている。アメリカの人種差別とは一体何なのか?それは、すべてだ、そうディランは言い切っている。インディアナ・ジョーンズとJ.F.K.とエルヴィス・プレスリーとジミー・リード。そのどれも、それ以外がなければ、存在しないものだ。我々誰1人として責任を免じられることはない。免れることもない。

Amanda Petrusich:New Yorker

 

再び、ディランこそが我々が最も必要とする時、聴くべき声だとわかるのだ。

ボブ・ディランはヘビー級チャンピオンだ。新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を語るのに星5つでは全然足りない。アルバムはマスターピースだ。ディランの歌詞の世界においてのマスタークラスだ。ということはつまり、誰の世界でも一番ということだ。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』のどこをとっても、ディランの歌詞は絶好調だ。職人技、クォリティという意味で、これまでの長いキャリアのどの曲にも劣らぬ、豊かなイメージが凝縮された10曲が並ぶ。『ラフ&ロウディ・ウェイズ』の教訓があるとすれば、計り知れない光は、暗闇からこそ放たれる、ということだ。再び、ディランこそが我々が最も必要とする時、聴くべき声だとわかるのだ。

Jeff Slate:The Daily Beast

 

*翻訳は丸山京子によるもの。

 

 

<商品情報>

CD

ディランがディランであることを証明する。

ボブ・ディラン

『ラフ&ロウディ・ウェイズ』

Bob Dylan – Rough And Rowdy Ways 

2020年7月8日発売●E式W紙ジャケット●解説・歌詞・対訳付●SICP6341-2(CD2枚組)●定価:¥3,000+税

 

<収録曲>

DISC ONE

1.アイ・コンテイン・マルチチュード

2.偽預言者

3.マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー

4.あなたに我が身を

5.ブラック・ライダー

6.グッバイ・ジミー・リード

7.マザー・オブ・ミューズ

8.クロッシング・ザ・ルビコン

9.キーウェスト(フィロソファー・パイレート)

DISC TWO

1.最も卑劣な殺人

 

▼再生・ご購入はこちら

https://sonymusicjapan.lnk.to/BobDylan_RRW   

 

●『ラフ&ロウディ・ウェイズ』の詳細はこちら

http://www.110107.com/bobdylan_roughand 

 

国内盤新譜限定のスペシャル特典実施決定!

旧譜セールも同時開催。

詳細はこちら

http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/info/519326

 

ボブ・ディランを高音質で

ハイレゾで甦る名作全15タイトルをプライスオフ! キャンペーン期間は7/17まで。

詳細はこちら

https://bobdylan.lnk.to/Hi-ResAW

 

■日本オフィシャル・サイト → http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/ 

■海外オフィシャル・サイト → https://www.bobdylan.com/

 


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