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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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『ザ・ビートルズ:Get Back』8時間一気見雑感

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『ザ・ビートルズ:Get Back』3本続けて見上げた!いやーもう感無量、素晴らしかった。まったく知らなかったビートルズの姿がありましたね。素の姿、あの表情、スタジオで曲が出来上がっていくマジックはもちろん凄い瞬間の数々だけど、それよりもなによりも、昔とはちょっと違うし、いろいろあったけど最終的には前向きで、一体感、この時点ではビートルズを続けようとしてたということがはっきりわかったのが一番嬉しかった。

 

バンドやってる人とかは凄くよくわかると思うけど、意見が合わなければ言い合いにもなるし、合わせるためには相手を理解しようと努力するし、妥協もする。そのバランスがちょっとずれると、変な感じになっちゃうけど、結局素晴らしいものができたり、ライヴが良かったりすると例えようのない達成感、満足感を感じちゃう。

 

ジョンはトゥイッケナムでは目が死んでたけど、アップルスタジオに移ると豹変(やっぱジョンが明るいと雰囲気が変わる)、辞めるって言ったジョージも最後は超前向き発言もあったり、ポールは誰よりもビートルズを愛してるってのもわかるし、それほど我を通してるって感じでもない(バンドが解散するかもしれないってとこは目に涙を浮かべてるようにも見える)。リンゴも一番早くいつも来るし、前日までどうなるかわからなかった屋上ライヴもリンゴのやりたいって一言が効いて最終的にやる方向になった気がするし。

 

前日まであんな感じだったのに、いざルーフトップコンサートになったら、あんな凄いライヴになっちゃうのがさすがとしたいいようがありませんが、なんといっても面白いのが人間模様。バンドやってる若い方々にも見てもらいたいですね。ビートルズだって同じ人間、こんな感じよって。

 

ビートルズが好きであればあるほど、とにかく一つ一つのちょっとした細かいとこから、様々な場面での4人の表情や、これまで通説と考えられてたことが全然違ってたりすることにびっくりするし、これまで思ってた険悪なイメージとは全く違う、思わず笑みがこぼれちゃうところも多し。そして一体感となった時のビートルズの凄さ。

 

個人的にはルーフトップ・コンサートのあとのプレイバック(達成感満々)、最後のクレジットで流れる最終日のMV撮影時の4人の表情(あの暗い感じだったMVの裏側ではこんな笑顔も!)、も~この瞬間に一番グッときちゃいました。

 

何が嬉しいかって、何かあれば何度でも見直せるってことですかね。幸せな8時間でした。

 

 

 


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