Bruce Springsteenの2023ツアー。ヨーロッパ・ツアーを終えてしばしの休暇のあと、いよいよ全米ツアー2nd Legが8/9 US イリノイ州シカゴ、リグレー・フィールド・スタジアムでスタートしましたが、この日はラストで”親友のロビー・ロバートソンに捧ぐ”と語り「I'll See You In My Dreams」を演奏、8/9に亡くなったロビー・ロバートソンを追悼しました。
Bruce Springsteen concluded his concert in Chicago on Wednesday night by performing "I'll See You in My Dreams" in tribute to Robbie Robertson.pic.twitter.com/tXYun8ad53
— CONSEQUENCE (@consequence) August 10, 2023
ロビー・ロバートソンはホークス時代、アトランティック・シティ近くのニュージャージー州サマーズ・ポイントの人気ナイトクラブ、トニー・マートズ・アット・ザ・ショアでよく演奏していて、1965年夏アルバート・グロスマンからボブ・ディランのツアーに参加しないかという電話を受けたのもこの楽屋だったとのこと。
「I'll See You in My Dreams」は2020年の『Letter To You』のラストに収録された、「死は終わりではない。僕の夢の中で会おう」「夢の中で再び会って、生きて、笑う」と歌う、亡き友人に捧げた曲。
この曲は2018年に亡くなった60年代に地元フリーホールドで最初に組んだバンドのキャスティールズの元バンドメイトだった友人ジョージ・シーズに捧げた曲で、スプリングスティーンはキャスティールズの最後の生き残りメンバーとなった。『Letter To You』時のインタビューでブルースはこう語っていた。
「ジョージの人生の最後の日々に彼と再び連絡をとりあった。そのことを記念するような作品をEストリート・バンドと一緒に作って、こういったつながりを作り出すとは考えもしなかったけど、素敵な経験になったね。俺はそこから多くを受け取った。自分の最初のバンドの最後の生存メンバーになることはとても珍しい。彼らのほとんどは何らかの理由で若くして亡くなり、ジョージと俺だけが残り、ジョージは2年前の夏に亡くなった。そのことがアルバムの大半の曲のソングライティングを引き起こしたんだ」
こちらのビデオでは、亡くなったクラレンス・クレモンズ、ダニー・フェレリーシの姿とともに、Eストリート・バンドのメンバーーの現在と過去の映像が映しだされ、2021年に亡くなった、ずっとお世話になってきたオーストラリアのプロモーター、マイケル・グディンスキーに捧げられている。
アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームズ
道は長く
終わりがないように思える
日常は続いていく
友よ、おまえのことをよく覚えている
おまえはいなくなってしまい
俺の心は空っぽになってしまった
夢で会おう
おまえのギターがある
ここ、ベッドの脇に
おまえの大好きなレコードも
おまえが読んだすべての本も
そして俺の魂は縫い目のところで
ほころびている
夢で会おう
夢で会おう
俺たちのすべての夏が
終わったときには
夢で会おう
俺たちは再び会い、生き、笑うだろう
夢で会おう
そう、川が大きく曲がっているあたりで
死は終わりではないんだ
夢で会おう
夢で会おう
俺たちのすべての夏が
終わったときには
夢で会おう
俺たちは再び会い、生き、笑うだろう
夢で会おう
そう、川が大きく曲がっているあたりで
死は終わりではないんだ
夢で会おう
夢で会おう
夢で会おう
対訳:三浦久
ブルース・スプリングスティーンの全米ツアー2ndレグしたーとに伴い、ヨーロッパツアーのダイジェスト・ライヴ映像が公開されている