海外著名人のデヴィッド・ボウイへのコメント第三弾は映画監督のダニー・ボイル。彼はロンドン・オリンピック開会式の芸術監督であり、「HEROES」を最高のポイントで使用してましたが、こんな裏話があったんですね。これまたイイ話!
あまり緊張することがない僕だけれど、
ボウイと会ったときは
女王と会ったときよりもうんと緊張したね。
10代の頃から彼の音楽の大ファンだったし、
彼の作品への敬意は強くなるばかりだったから。
開会式の準備を始めた頃、
ボウイに出演してみませんかと手紙を書いたんだ。
会ってくれるということだったので、
ニューヨークに飛んでプレゼンテーションをした。
彼はすてきな人で、特に「産業革命」のセクションに
関してとても褒めてくれた。
彼と数時間を共にできただけで光栄に思ったよ。
結局、彼は生出演はしたくないということだった。
もしかしたら、彼は3、40年間世間の注目を浴びたことで
満足していたのかも知れない。
でも、映像や曲の権利関係に関しては
喜んで協力すると言ってくれた。
イギリス勢が入場してきたときに
「ヒーローズ」がかかったときは
最高の気分だったね。
彼と会った後で、ベルリン時代の彼が歌詞を書く前に
バッキング・ヴォーカルを含めすべて録音してしまう
ようにしていたということを読んだ。
仕事の手順としては風変わりだよね。
彼の印象深い曲は名曲が多いけれど、
一番印象に残っているのは彼のヴォーカルだね。
「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」がリリースされたときは
みんなと同じように驚き喜んだよ。
彼は今でも僕にとっての巨匠なんだ。
―――ダニー・ボイル(映画監督 / ロンドン・オリンピック開会式の芸術監督)
【DAVID BOWIE日本公式サイト】
http://www.davidbowie.jp
(デヴィッド・ボウイ愛する人々からのコメントはこちらに掲載中)
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海外著名人ボウイを語る:ダニー・ボイル「女王と会ったときよりも緊張したね」&五輪裏話も
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