仕事関係、友人、幼馴染etc.なじみの関係者が語るデヴィッド・ボウイ秘話!
お次は1966~70年にマネージャーを務めたケネス・ピット。
最初にボウイを売り出した恩人ともいえる方なんですかね。1965年に全然ぱっとしなかったデイヴィー・ジョーンズ時代にロンドンのマーキークラヴで出会い、無名時代からボウイを支えてきた人。ボウイがRCA/Victorと契約した頃に解雇され、その後ボウイは成功への道を突き進むわけですが、解雇伝えるボウイが涙流した件とか、なかなかグッとくるコメントです。
一緒にビートルズの等身大モデルを作って
パブリシティに使ったことがあったけど、長続きしなかったな。
それを持ってベイカー・ストリートを歩いたけど、
ビートルズ本人たちじゃないから、誰も近寄って来なかったよ。
彼はよく夜遅くに自宅でリハーサルをやっていた。
家が小さかったから、具合の良くない
彼のお父さんにとっては最悪の環境でした。
それで「こっちで一緒に住んだほうがいいと思う」
と言ったらわっと泣き出して
「いいのか?本当に?」と。
それから2年くらいうちに居候していたね。
服も共有していたんだ。
彼が私のランバー・ジャケットを着ている写真を撮ったことがある。
出来上がった写真を見て、これは絶対に売れると思ったよ。
アンジーとデヴィッドが私を解雇すると伝えに来た時、
彼は壁を向いて目に涙を浮かべていた。
私はもう90歳だしもう長年彼には会っていないけれど、
4年くらい前に突然訪ねてきたことがあるんだ。
あまり具合がよくなさそうだったけれど、
1時間くらい話をしたよ。
とてもすてきな出来事だったね。
【DAVID BOWIE日本公式サイト】
http://www.davidbowie.jp
(デヴィッド・ボウイ愛する人々からのコメントはこちらに)
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関係者が語るボウイ秘話⑥:ケネス・ピット(1966~70年のボウイのマネージャー)
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