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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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ボス新曲「We Take Care Of Our Own」の意味あいは?

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これまですべてのブルースの対訳をお願いしてきた三浦久さんに、シングル「WE TAKE CARE OF OUR OWN」の対訳をお願いしたら、なんと速効でたった1日で上げていただいた。対訳は改めて時期を見てお知らせしますが、これは、「今だからこそ歌うべき歌」、「歌わなければならなかった歌」という感じを受けました。これは今の日本の現状に置き換えてもぴったり当てはまるかも。

以前からブルースの歌は映像的というか、カメラマンとしての視点で映し出し、イメージを喚起させるのですが、この曲もどんな国の人々にも自分自身の視点で置き換えると心に訴えかけてくる普遍性というか・・・スプリングスティーンの作家としての素晴らしさを改めて感じます。

三浦久さんから届いた感想もここに記しておきます。

“この歌で彼が訴えていることは、アメリカのみならず、日本を含む全世界の現状に当てはまる感じがします。それにこの歌は彼が初期から一貫して取り上げてきた「約束の地」のテーマと合致していて、まさにスプリングスティーンという感じの歌ですね。但し、今まで以上に「約束の地」から閉め出されている人々の割合が増え、閉塞感はますます強くなっているように思えます。憶測ではありますが、ブルースは、今年11月の大統領選挙を視野に入れて活動を始めたのではないでしょうか。

From the muscle to the bone の部分の訳が難しかったですが、
「シカゴからニューオーリンズ」が地理的、「掘っ立て小屋からスーパードーム」が経済的と考えると、「筋肉から骨まで」は身体的、あるいは医療保険的と考え、「身体のすべて、筋肉から骨まで」と
訳しておきました。オバマ大統領が推進してきた医療保険改革法は一応成立しましたが、法制化に反対する意見も多く、前途多難のようです。「地理的、経済的、身体的、あらゆる面で国は何もしてくれていない」というニュアンスではないかと思います。”


まだ一日だけなので、このあといろいろ認識も変わってくるかもしれませんが、という前提ですが、まずはこの曲の意味あいを理解しようとするには貴重なご意見と思いましたので。

果たしてそれ以外の楽曲はどうなんでしょうね?
クラレンス・クレモンズのサックスとかも入っている曲もあるのでしょうか?
全然わかりませんけど、「Land Of Hope And Dreams」の初のスタジオテイクには入ってて欲しいなあ。。。


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