人気海外ドラマ「glee/グリー」の「ビートルズ・エピソード」。
キャストがビートルズ歌うんだから、きっと全然違うアレンジで、原曲をとどめないようなイメージにしあがっちゃってんだろうなあ?なんて思ってたら・・・
サントラ聴いてびっくらこきました!
ある種驚きを超えて、感動。そして尊敬に値します。
もちろんヴォーカルはキャストなので全然違うわけですけど、バックトラックがもの凄いんです。ここまでオリジナルに忠実にやるか!?ってくらい、お見事。
グリー・ファンの方は絶対こんな聴き方しないでしょうけど(スミマセン・・・)
全然違うものもあるんですが、これ、ビートルズをカバーしたことある方、知ってれば知ってるほど、マニアックであればあるほど、絶対びっくりするはず。単純にフレーズを完コピってだけじゃなくて、その後ろに感じる、サウンドが醸し出す雰囲気までまるっとというか。。。本当にビートルズのレコーディング・サウンドの再現を試みてるのではないかと思えるほど。
このサウンド作ってる人達、ある種強迫観念に近いこだわりを持ってるのではないかと感じます。そして、狂信的にビートルズ好きなんじゃないかと。好きじゃないとここまでできないかも。もしかしたら楽器や機材も?当時の使ってたりして?って想像しちゃうくらい。
ビートルズへのこの上ない愛情と尊敬を感じるサウンド・プロダクションです。
特に全体のサウンドがこの上なく似てるのが「ドライヴ・マイ・カー」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」「サムシング 」。
「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」のジョージのギターソロはオリジナルLPヴァージョンではなく、たぶんエド・サリヴァン・ショー・ヴァージョンではないかと。
最高傑作は「サムシング 」ですかね。 「サムシング」は最初のイントロのギターの音~ドラム~ベースの雰囲気、全体が醸し出すサウンドはもはや『ABBEY ROAD』。ポールのベースラインも完璧に再現。
「ヘルプ!」 「ア・ハード・デイズ・ナイト」 とかはジョンの独特のアコギのギターカッティングが聴きどころ。カバーした人ならわかると思います。
「愛こそはすべて(オール・ユー・二ード・イズ・ラヴ)」ではジョージがちょいミスするとこや、最後のShe Loves Yeah Yeah Yeah~を被せるところまで。ストリングスのアレンジも
ばっちりです。
「ヘイ・ジュード」も最初のピアノの音~ハイハットのチャッ~ジョンのギター・カッティングと全体が醸し出す雰囲気が。最後のNA NA NAでポールが即興でかぶってくるフレーズも。
「レット・イット・ビー」のギターソロはフェンダー、ローズウッドのテレキャス使ってるのか?バックの入り方とかもまんま
「ブラックバード」のこの雰囲気はポールの2フィンガー奏法までまねてるのか?
最後の「イン・マイ・ライフ」、こちらもバックトラック、サウンドが醸し出す雰囲気、途中のバロックソロお見事です。
グリー・ファンの方には申し訳ない感じの邪道な聴き方なんでしょうが、ヴォーカルはほとんどきかないで、このバックトラックを食い入るようについつい聴いてしまう。というか耳に入ってきちゃうんです・・・。そして、聴けば聴くほど、バックトラック作ってる人達、スゲーなあと!しかし、誰がやってんだろ?どうやってやったのか是非一度お話きいてみたいですわ。
ビートルズ・ファンの皆さん、特にレコーディングやサウンドに興味ある方は是非一度お試しあれ!
●『グリー sings ザ・ビートルズ』
2013.11.27 ¥2,310(税込) SICP-3929
(ビートルズ・サウンド再現度◎○△。他の曲は独自アレンジやってます)
1. イエスタデイ featuring レイチェル
2. ドライヴ・マイ・カー featuring アーティ&キティ ◎
3. ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ featuring カート&ブレイン
4. 悲しみはぶっとばせ featuring アーティ&キティ
5. ヘルプ! featuring ブレイン&サム △
6. ア・ハード・デイズ・ナイト featuring レイチェル&サンタナ △
7. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア featuring ブレイン、サム、ジェイク&ライダー ◎
8. 愛こそはすべて(オール・ユー・二ード・イズ・ラヴ) featuring ブレイン ○
9. ゲット・バック featuring レイチェル&カート
10. ヒア・カムズ・ザ・サン featuring サンタナ&ダニー(デミ・ロヴァート)
11. サムシング featuring サム ◎
12. サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド featuring
13. ヘイ・ジュード featuring ブレイン、サム、キティ&ティナ ○
14. レット・イット・ビー featuring ニュー・ディレクションズ&卒業生 ○
15. ハロー・グッドバイ featuring レイチェル、フィン&メルセデス △
16. 抱きしめたい featuring カート
17. ブラックバード featuring カート ○
18. イン・マイ・ライフ featuring ニュー・ディレクションズ在校生 ○
『グリー』シーズン5にて遂にビートルズ・エピソードの放送決定!
ただ今NHK総合にてシーズン3放送中(~12月17日)、11月2日にFOXホームエンタよりシーズン4のBD/DVDボックス発売、11月24日にはFOXチャンネルJAPANにてシーズン5(第1話~第3話:ビートルズ・オマージュエピソードが第1話&2話、コーリー・モンテース追悼エピソードが第3話)を先行放送、ポール・マッカートニー11年振りのJAPANドームツアーが11月12日~11月21日と、グリー&ビートルズBUZZが最大化する絶好期に、グリーsingsザ・ビートルズの登場!!ビートルズ名曲の数々を、グリーのキャストが様々なエモーションを歌に重ねながらドラマティックにパフォーマンスします!グリーの既存ファンだけでなく、ビートルズファンがグリーにはまるきっかけになるかも?な豪華な作品となりました。
11月24日(日)15時より、FOXチャンネルにてシーズン5 第1話から第3話を一挙先行放送!
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『グリー sings ザ・ビートルズ』バックトラックが凄すぎ!ビートルズ・サウンドを完コピ!!
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