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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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ボス新曲を巡る論争4:新曲はROLLING STONE誌4つ星獲得!4曲のレビューも

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ブルース・スプリングスティーンの新曲『ウィ・テイク・ケア・オブ・アワー・オウン』についてさっそくローリング・ストーン誌では4つ星!その記事で新曲とこれまでに何らかの形でライヴなどで聴けた3曲について書いてます

ブルース・スプリングスティーンの新作「レッキング・ボール」から4曲
アルバムの大半は新曲だが、2曲(+デラックス・エディションの1曲)は前回のツアーでもよく演奏された曲。その後手が加えられたかどうかは不明。

1. 『ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ』
1999年にブルースがEストリート・バンドを再結成したときのツアーで初披露した曲。1999/2000年のツアーではほぼ毎回、今も頻繁に演奏されている。「レッキング・ボール」は怒りのアルバムだと言われているが、もし本当にそうであれば、最後の方でこういう楽観的なトーンの曲を入れたいと考えたのも納得がいく。もし古い録音が収録されているのであれば、クラレンス・クレモンズの音も聞けるかも知れない。

2. 『アメリカン・ランド』
2006年の「ウィ・シャル・オーヴァーカム:ザ・シーガー・セッションズ」はカヴァー・アルバムだったが、同作のツアーではこのオリジナル曲が初披露されている。マディソン・スクエア・ガーデン公演では「ニューヨークのための移民の歌」と紹介。アメリカ建国に携わった全ての移民たちの歌。その後2007年「マジック」ツアーでも披露。「レッキング・ボール」ではデラックス・エディションに収録されるが、どんなヴァージョンになるかは不明。本作への収録は、反移民ヒステリーへの真っ向からの攻撃を意味しているものと思われる。

3. 『レッキング・ボール』
2009年夏に行われた、ジャイアンツ・スタジアム5日間公演のオープニング曲として書き下ろされた曲。表面上は同スタジアムについて書いた曲だが、実際は明らかに自身とスタジアムの回復力を比較した内容。今回の収録に際して歌詞を変えたかどうかは不明。

4. 『ウィ・テイク・ケア・オブ・アワー・オウン』
「レッキング・ボール」の新曲9曲のうち最初に正式リリースされる曲。
アルバムは「ループやエレクトロニック・パーカッションなど意外なテクスチャー」が使われているとのことだが、この曲は伝統的なEストリート・バンド・スタイルのロック。キーボードはEストリート・バンドのロイ・ビタンと思われる。一部の評論家たちからは既に愛国主義的で威勢のいいアメリカ賛歌だと思われているようだが、スプリングスティーンが言いたいのはアメリカの現状がその理想像に適っておらず、「自分のことを自分で何とか」してもいないことであることは日を見るよりも明らかに感じられる。

http://www.rollingstone.com/music/news/listen-four-songs-from-bruce-springsteens-new-album-wrecking-ball-20120119


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