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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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ネッド・ドヒニー『ハード・キャンディ』再現ライヴ・レポート@Billboard Live 5/5

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ネッド・ドヒニー、5年振りの来日公演、名盤『ハード・キャンディ』再現ライヴのレポートが届きましたのでお知らせします!再現ライヴといっても、順番通りやらなかったり、途中で他の曲を挟んだり、全曲やらなかったりするアーティストも多いのですが、今回のネッド・ドヒニーは『ハード・キャンディ』の1曲目
"Get It Up for Love"から最後の9曲目"Valentine (I WasWrong About You)"までアルバムの曲順そのまま順番通りに演奏。真面目で優しそうなネッドの人柄が伝わってくるような温かい雰囲気で包まれたコンサートでした。

ネッド・ドヒニー『ハード・キャンディ』再現ライヴ・レポート



(協力:ビルボードライブ東京/(c) Masanori Naruse)

前回の来日が
2010年なので、約5年ぶりの来日となったネッド・ドヒニー。今回は、“plays HARD CANDY”と題され昨年再発された1976年の名作『ハード・キャンディ』を再現するとのことで、ウエストコースト好きの音楽マニアたちの話題を呼び、チケットは早々と売り切れになった。ゴールデンウィーク中ということもあってか、カップルでの来店も多い。最上階まで満員の客席は、当時を知る年配のオーディエンスだけではなく、意外なほど若い音楽ファンが多く見受けられる。改めて『ハード・キャンディ』が時代を超えた名盤として聴き継がれているということだろう。

 


(協力:ビルボードライブ東京/(c) Masanori Naruse)

開演予定時刻通り、ネッドはバンドのメンバーと共にフラッと登場。グレーのTシャツにジャケット、コットンのパンツというリラックスした服装だ。ネッドが“一番古いつきあい”と紹介していたベースのジミー・ハスリップ(イエロー・ジャケッツ)に加え、マイケル・ホワイト(ドラム)、ケヴィン・フローノイ(キーボード)共に西海岸系のスムース・ジャズ・シーンでは知られた腕達者。1曲目は、印象的なシンセの音に導かれ、アルバムのオープニングでもある「Get It UpFor Love」だ。アコースティック・ギターのカッティングでイントロが始まると大きな拍手が湧く。続いて、アルバムの曲順通り「If You Should Fall」。“こうやってアルバムを今プレイするのはちょっと変な感じだけど、皆さんも当時どんな風に過ごしていたかを思い出しながら楽しんで欲しい”とネッドは語り、終始リラックス・ムード。ネッドは日常的にコンサートしているわけではないようで、たびたびアコースティックとエレクトリックのギターを持ち替えるのを間違ったりしながら、ライヴはユルーく進行する。後半「Sing To Me」ではリズムに合わせてオーディエンスの手拍子が起こり、途中でハスリップがリリカルなベース・ソロを披露。アルバムのラストにあたる「Valentine」は奥様に捧げられた。(ちなみに奥様は日本人で、今回一緒に来日しており、前日には実家を訪れたとのこと。)

 
(協力:ビルボードライブ東京/(c) Masanori Naruse)

アルバム『ハード・キャンディ』全曲の演奏が終わった後は、アコースティック・ギター一本で「
Whatcha Gonna Do For Me?」、1973年のデビュー・アルバムから「Postcards From Hollywood」と続き、最後は現時点で最新アルバム『TheDarkness Beyond The Fire』から都会的なファンク・ナンバー「Too Late ForLove」で締め。アンコールを求める拍手に応えて、再びアコースティク・ギターだけで「The Devils inYou」(アルバム『プローン』収録)を演奏して、約1時間30分のライヴは終了した。


なお
57()には、ビルボードライブ大阪でのライヴが予定されている。

5/7(
)
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9433&shop=2

チケットの問い合わせ)ビルボードライブ大阪 06-6342-7722

 

〈セットリスト〉
May 5, 2015
Billboard Live TOKYO / 1st stage (16:30)

1.Get It Up For Love
2.If You Should Fall
3.Each Time You Pray
4.When Love Hangs In The Balance
5.A Love of Your Own
6.I've Got Your Number
7.On The Swingshift
8.Sing To Me
9.Valentine (I Was Wrong About You) 
※ここまでが、アルバム『ハード・キャンディ』
10.Whatcha Gonna Do For Me?
11.Postcards from Hollywood
12.Too Late For Love
---------------------------
13.The Devil in You

 

〈バンド・メンバー〉
ネッド・ドヒニー / Ned DohenyVocals, Guitar
ケヴィン・フローノイ / Kevin FlournoyKeyboards
ジミー・ハスリップ / Jimmy HaslipBass
マイケル・ホワイト / Michael WhiteDrums

 

●公演情報
57()ビルボードライブ大阪
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9433&shop=2

チケットの問い合わせ)ビルボードライブ大阪 06-6342-7722

 

●アルバム情報

ネッド・ドヒニー『ハード・キャンディ』
Now On Sale Blu-spec CD2
 SICP-30643 ¥1800+税

 ボーナストラック8曲入りで甦るAORの名盤!1976年作品。アサイラム契約第1号アーティストとしてジャクソン・ブラウンらと共に、1973年デビュー。コロンビア移籍第1弾。ソウルの名門スタックスで数々のセッションに参加してきたスティーヴ・クロッパーをプロデューサーに迎え、ドヒニーのソウル志向を巧みに料理し、小粋で洒落た作品に仕上げている。イーグルスのグレン・フライ&ドン・ヘンリー、リンダ・ロンシュタット、J.D.サウザーらがコーラスで参加している他、若き日のデヴィッド・フォスター(p)も参加している。印象的なジャケット写真は、ボズ・スキャッグスの「SilkDegrees」で知られるモシャ・ブラカによる。最新ヴァージョンはボーナストラックを8曲収録し、高品質Blu-spec CD2仕様で好評発売中。


曲目などはこちら
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?associate=SMO&cd=SICP000030643


 


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