【お宝満載!ニューヨーク『Play It Loud』展:レポート④】ビートルズ編その2
現在NYのメトロポリタン美術館で開催中のロックのお宝楽器満載の展覧会『Play It Loud: Instruments of Rock & Roll』。ビートルズ編2回目はガラスケースの中のビートルズ・コーナーの一番最初に飾られていたのが、このジョージ・ハリスンのこのギター。
●ジョージ初めてのエレキギター
これはビックリもんでしたね。1959年製ヘフナーのCLUB40。これはジョージが初めて手に入れたエレキ・ギターとのこと。まだ彼らがビートルズと名乗る前のクオリーメン時代、リバプールのCasbah Coffee Clubのショーでも使用していたとのことで、お宝中のお宝。
面白いのが、よーく見るとこのギターに「george harrison」とサインが書かれているんですが、実はジョージが書いたものではなく、ビートルズのロードマネージャーだったニール・スピノールが書いちゃったみたいです!?
これは2018年にJulien's Auctionsに出品され、なんと43万ドル(約4760万円)で落札されたというしろもの!サインの部分は僕が撮影したものだとわかりにくいかもなので、こちらのオークションの時の写真より
こんな写真もでてきたので、昔昔はもっと鮮明だったのかも??なんと全員分ありますね!?ま、全部ニールが書いたんでしょうけど。
オークションの紹介映像
下記の写真はジョージのスピーク地区の2番目に住んだ家みたいですね。先日偶然、中に入ることができた時に見た居間の写真と同じかと。
https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12465771266.html
このギター、ジョンが買ったギターってことでも有名ですね。ミミおばさんに保証人になってもらって、リバプールのHessy's Music Storeで購入したという。こんなジョン・レノン・モデルが発表されたこともありました。
http://guitar.miyaji.co.jp/?eid=505
ポールも使ってる写真もあるので、みんなのお気に入りのギターだったのかもですね
ビートルズ編第3回目はリンゴのドラムへ。ジョージのギターはまだ他にもありましたので追ってそれはまた!
ジョージは惜しくも2001年にお亡くなりになってしまいましたが、彼のギターなどは息子のダニー・ハリスンが受け継いでいるものも多いんでしょうかね?彼は父の遺志を受け継いで、こんな素晴らしいコンサートも行いました。一世一代の親孝行ですね。
『GEOEGE FEST』
http://www.sonymusic.co.jp/artist/CompilationInt/page/georgefest
この『Play It Loud: Instruments of Rock & Roll』はロックの「Instruments=楽器」に焦点を当てた初の大型展覧会で、ロック史に燦然と輝くアーティスト達のギターや楽器を130点以上展示、ロックの歴史的瞬間を彩どったギター、ベース、ドラム、キーボード、シンセサイザー、シタールなど国宝級ともいえるお宝アイテムの数々とともになど貴重な歴史的なコンサートポスターなども多数展示されています。アーティスト自ら提供しているアイテムも多く、貴重な楽器やメモラビリアが一堂に会し、こんな間近でお宝アイテムをまとめて見ることのできるまたとない機会となっております。10月1日まで開催されてますので、ご旅行などでNYへ行く機会があれば是非!
詳しくはこちら↓
メトロポリタン美術館
『Play It Loud: Instruments of Rock & Roll』
2019年4月8日~10月1日開催