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Channel: HIGH-HOPES(洋楽ロック)
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ピンク・フロイド『アニマルズ(REMIX)』ジャケット秘話公開!

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ピンク・フロイド『アニマルズ(REMIX)』ジャケット秘話。バタシー発電所に豚が飛ぶ、その名は”アルジー“!  

 

1977年発表、ピンク・フロイドの名盤『アニマルズ』が45年の時を超え、ニュー・リミックスで甦る、『アニマルズ(REMIX)/ ANIMALS 2018 REMIX』が本日9月16日発売となった。『アニマルズ』はピンク・フロイド通算10作目のスタジオ・アルバムで、オリジナル盤は1977年1月にリリース。同作は当時新たに作られた彼等自身のスタジオ、ブリタニア・ロウでデヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライトによって1976年から1977年初頭にかけてレコーディングが行われ、メンバーが自らプロデュースを手掛けた。全英2位、全米3位の最高位を記録し、彼らの最高傑作のひとつと見なされている。 今回新たにピンク・フロイドの音を司るジェームス・ガスリーによってオリジナル・マスター・テープから渾身のリミックスがなされ、オリジナル・アルバムの発売から45周年を迎える2022年秋、遂にリリース。現在考えうる最良の形、極上のサウンドで全く新たに甦る。  

 

●詳細はこちら 

『アニマルズ(REMIX)』特設サイト:https://www.110107.com/pinkfloyd_animals/ 

 

 

1977年発売のオリジナル盤『Animals』のあまりにも印象的なジャケット・デザイン、ロンドンにあるバタシー発電所の煙突の間を漂う空飛ぶ豚は、ロジャー・ウォーターズのアイデアだった。 

 

「当時アルバム・カバーをどうするか考えていた時、“空を飛ぶ豚”を思いついたんだ。バタシーは発電所だったから4本の煙突が立っているわけだ。バンドのメンバーも4人だ。それでふと思いついたのさ"バタシー発電所を飛ぶ大きな豚“のアイデアをね」 

 

 

デヴィッド・ギルモアも当時を振り返りこう語る 

「空飛ぶ豚には名前があった。その名は“アルジー”だ。私も当時撮影の現場にいたんだけど、なんと豚は飛んで消えてしまったんだよ。留め具が壊れちゃってね。空を浮遊してヒースロー空港の飛行ルートに入ってしまったんだけど、もっと高く上れと思ったね(笑)」 

 

 

ヒプノシスのオーブリー・パウエルは最悪の場合に備えてアルジーを撃つことも考えたができなかったという。 

「みんな面白がってたが、こうも考えていた。“史上最悪の航空事故で捕まるかも”ってね。でも警察のヘリよりも豚のアルジーのほうが速く上っていってしまったんだ。分速600メートル以上は出てたと思うよ。ヘリが追いつけなかった。夜にある農場から電話があった。"うちの牛が おたくのピンクの豚を怖がってる”とね。その夜 回収し翌日 また空気を入れ直して飛ばしたんだ」 

 

 

今回の『Animals (2018 Remix)』では、オーブリー・・パウエルがそのデザインを一新。バタシー発電所は近年大規模な再開発が行われており、改装工事の際にオーブリー・パウエルが建物を新たな視点で撮影、オリジナル盤のデザインを印象的な形で作り替えた。もちろん豚の“アルジー”は今回も登場している。

 

 

今回の『アニマルズ(REMIX)』のジャケットについてオーブリー・パウエルが語る秘話映像が公開となっている。 

 

●Pink Floyd - Animals 2018 Remix Documentary (Album Cover Shoot) :

映像の訳はこちら:

「2018年にリミックスの話が出たんだ。アルバムのカバーを新しくしたいと思った。まさにここで初めて豚を飛ばしたんだ。2本の煙突の間にね。その後発電所は再開発された。大がかりな再開発が行われたから、早くしないと高層マンションに埋もれてしまうと思った。テムズ川の北側からは当時のような発電所が見える。橋の近くの場所から写真家のトルーマンと当時とは違った角度で撮影したんだ。荒涼とした雰囲気を出すため色はあえて暗くした。新しいアルバム・カバーは当時の要素をそのまま残している」 

 

 

『アニマルズ(REMIX)』はCD、LP、Blu-rayの各フォーマットで2022年9月16日に発売。そして、それらすべてを収納した豪華「限定デラックス・ヴァージョン」(輸入盤)が10月7日に発売されるが、この「限定デラックス・ヴァージョン」に日本のみ“『Animals(REMIX)』ジャケット・アートワーク 全景ポスター“(ジャケット・アートワークには描かれていない部分も含めた、スペシャルな“全景ポスター”)が日本独自特典として封入される(※ソニー・ミュージックジャパンより出荷される商品にのみ封入される限定特典となります)。  

日本独自特典ポスター付きデラックスエディションの購入はこちら  

https://sonymusicjapan.lnk.to/PinkFloyd_Animals2018RemixDeluxeVersion 

  

 

『アニマルズ』 は1970年代半ばのイギリスにおける社会政治情勢に焦点を当てたコンセプト・アルバムであり、人間の世界を動物に比喩し、社会問題やモラルの崩壊を痛烈に批判するコンセプトへと発展させていった。ジョージ・オーウェルの『動物農場』にインスピレーションを得たこの作品は様々な階層の人々を動物に描写しており、社会的連鎖は「豚」(権力者)を頂点に、言われたことに従うしかない、感情を失った「羊」(労働者)の群れを底辺に置き、「犬」をカネと他人を支配する力で肥えていくビジネス界のボスたちに例えている。1977年から45年という長い月日が経ったものの、アルバムの語るストーリーは、社会的・経済的状況が当時と酷似している今の世の中とも共鳴する。   

   

【プロダクツ概要】   

●ピンク・フロイド『アニマルズ(REMIX)』   

PINK FLOYD/ANIMALS 2018 REMIX   

 

収録曲:   

1.Pigs on the Wing(Part One)/翼を持った豚(パート1)   

2.Dogs/ドッグ   

3.Pigs(Three Different Ones)/ピッグス(三種類のタイプ)   

4.Sheep/シープ   

5.Pigs on the Wing(Part Two)/翼を持った豚(パート2)   

   

【フォーマット・リスト】   

●DELUXE VERSION(LIMITED EDITION)   

10月7日発売予定 1LP/1CD/1DVD*/1BLU-RAYを収録した限定デラックス・ヴァージョン(輸入盤)   

180g黒重量盤アナログ、32ページ・ブックレット、ハードカバー・ブックに収納   

★日本独自特典:『Animals (2018 Remix)』 ジャケット・アートワーク 全景ポスター   

※ソニー・ミュージックジャパンより出荷される商品にのみ封入される限定特典となります。  

日本独自特典ポスター付きデラックスエディションのご予約はこちら  

https://sonymusicjapan.lnk.to/PinkFloyd_Animals2018RemixDeluxeVersion 

  

●CD  

 

2022年9月16日発売予定  1CD、見開きジャケット、28ページ・ブックレット   

【日本盤CD】 SICP-6480 税込2,750円(税抜2,500円)(CD日本プレス)  

ご購入はこちら   

https://sonymusicjapan.lnk.to/PinkFloyd_animalscd   

  

●VINYL   

2022年9月16日発売予定 1LP 180g重量盤、28 ページ・ブックレット、見開きジャケット   

【日本盤LP】 SIJP-124 税込4,400円(税抜4,000円)(完全生産限定アナログ盤/輸入盤国内仕様/新規デザイン帯)   

ご購入はこちら   

https://sonymusicjapan.lnk.to/PinkFloyd_animalslp   

  

●BLU-RAY   

2022年9月16日発売予定  1Blu-ray、見開きジャケット、16ページ・ブックレット(輸入盤:音源のみ)   

   

BLU-RAY - AUDIO MIXES(Audio Only)   

2018 Remix - Stereo: 24-bit/192kHz Uncompressed, dts-HD MA   

2018 Remix - 5.1 Surround: 24-bit/96kHz Uncompressed, dts-HD MA   

1977 Original Stereo: 24-bit/192kHz Uncompressed, dts-HD MA   

   

*DVD - AUDIO MIXES(Audio Only、輸入盤デラックス・ヴァージョンにのみ収録)   

2018 Remix: 5.1 Surround Mix (Dolby Digital @ 640 kbps, 448kbps), Stereo (LPCM 24-bit/48 kHz Uncompressed),   

1977 Original Stereo Mix: (24-bit/48 kHz Uncompressed)    

      

【CREDIT】   

●1977 年オリジナル盤のステレオ・ミックス担当:ブライアン・ハンフリーズ   

アシスタント・エンジニア:ピーター・ジェームズ   

ミキシング場所:ブリタニア・ロウ   

   

●2018年リミックス: 5.1 サラウンド&ステレオ・ミックス担当:ジェームス・ガスリー   

アシスタント・エンジニア:ジョエル・プラント   

   

1977 Original Stereo Mix by Brian Humphries   

Assistant Engineer: Peter James   

Mixed at Britannia Row   

   

2018 Remix: 5.1 Surround and Stereo Mixes by James Guthrie   

Assistant Engineer: Joel Plante   

   

【リンク】        

●『アニマルズ(REMIX)』特設サイト:https://www.110107.com/pinkfloyd_animals/ 

●ピンク・フロイド日本公式:http://www.pinkfloyd.jp/         

●Official Website: https://www.pinkfloyd.com/        

●Twitter: https://twitter.com/pinkfloyd        

●Facebook: https://www.facebook.com/pinkfloyd/        

●Instagram: https://www.instagram.com/pinkfloyd/      

●アンドリーイ・クリヴニューク Instagram:https://www.instagram.com/andriihorolski   

    

【ショート・バイオ】         

全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”ピンク・フロイド。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。 1967年『夜明けの口笛吹き』でデビュー。当時のメンバーはシド・バレット、ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスン。シドが脱退後デヴィッド・ギルモアが加入。その後、『狂気』(1973)『炎~あなたがここにいてほしい』(1975)『アニマルズ』(1977)『ザ・ウォール』(1979)など数々の名盤をリリース。1986年ロジャー・ウォーターズが脱退、1987年以降はロジャーを除く残りの3人のメンバーで活動。2006年7月7日シド・バレットが死去。また2008年9月15日にはリック・ライトも死去。2014年『永遠(TOWA)』をリリースし、これがラスト・アルバムとなることを宣言したが、ウクライナ支援のため新曲「Hey Hey Rise Up」 をリリース。「Hey Hey Rise Up」は8/3に日本のみクリア・ヴァイナルでもリリースされる。ピンク・フロイドは2022年デビュー55周年を迎える。        

詳細なバイオグラフィーはこちら:http://www.pinkfloyd.jp/profile/   

 


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