アメリカ・プログレッシヴ・ロック界のレジェンド・バンド、カンサスが2023年に結成50周年を迎える。その金字塔を記念したオールタイム・ベストをリリース!
アメリカ・プログレッシヴ・ロック界のレジェンド・バンド、カンサスが、2023年に結成50周年を迎える。この金字塔を記念して、ソニーミュージック傘下レーベル、インサイドアウト・ミュージックから『アナザー・フォーク・イン・ザ・ロード~結成50周年ベスト』の日本盤を2023年1月25日(水)(輸入盤は2022年12月9日)にリリースする。キャリア全体を網羅するこのセレクションは、このバンドの膨大なディスコグラフィから丹念に選曲、レーベルの枠を越えて全41曲を収録したファン垂涎のオールタイム・ベストとなっている。
アルバムには現ラインナップによる1974年のデビュー・アルバム『カンサス・ファースト・アルバム』の1曲目「キャン・アイ・テル・ユー」のニュー・レコーディング・ヴァージョンが収録されている。今回この楽曲が現ラインナップによりアップデートされたことは、16作のスタジオ・アルバムと全世界で3,000万枚以上を売り上げたこのバンドの今もなお続く長い歴史が一巡したという観点を与えてくれる。
また、ブックレットには読み応えのあるジェフ・ワグナー氏のよる長文のカンサス・ストーリーが掲載されている。
【オリジナル・メンバー、フィル・イハートのコメント】
僕たちは『アナザー・フォーク・イン・ザ・ロード』に対するインサイドアウト・ミュージックのコミットメントを心から光栄に思っている。ただのありふれたグレイテスト・ヒッツ・アルバムをはるかに超えた『アナザー・フォーク・イン・ザ・ロード』は、今も続くカンサスの進化と紆余曲折の50年間の歩みを詳細まで描写しているんだ。
■「キャン・アイ・テル・ユー」(ニュー2022年ヴァージョン)配信中!
試聴はこちらから
https://SonyMusicJapan.lnk.to/Kansas_city
■『アナザー・フォーク・イン・ザ・ロード~結成50周年ベスト』(3CD)の予約はこちらから
https://SonyMusicJapan.lnk.to/Kansas_afitr
【ラインナップ】
●リチャード・ウィリアムス (g) (1973~)
●フィル・イハート (ds) (1973~)
●ビリー・グリア (b/vo) (1985~)
●デヴィッド・ラグスデール (vl/g) (1991~1997, 2006~)
●ロニー・プラット (vo/key) (2014~)
●トム・ブリスリン (key) (2018~)
【日本盤CD情報】
カンサス (Kansas)
アナザー・フォーク・イン・ザ・ロード~結成50周年ベスト (Another Fork In The Road – 50 Years Of Kansas)
発売日:2023年1月25日(水)(海外発売日 2022年12月9日(金))
品番:SICP 31596~8 [3CD]
価格:税込¥4,400(税抜¥4,000)
英文解説「カンサスの50年」:ジェフ・ワグナー(翻訳付)
日本盤書下ろし解説:山田順一
歌詞・対訳付
高品質Blu-spec CD2
【収録曲】
DISC1:
01. キャン・アイ・テル・ユー (ニュー2022年ヴァージョン)
02. ジ・アブセンス・オブ・プレゼンス (『ジ・アブセンス・オブ・プレゼンス』 2020)
03. スローイング・マウンテンズ (『ジ・アブセンス・オブ・プレゼンス』 2020)
04. クラウデッド・アイソレイション(『暗黙の序曲』 2016)
05. サマー (『暗黙の序曲』 2016)
06. 8分18秒の航海 (『暗黙の序曲』, 2016)
07. イカルス 2 (『サムホエア・トゥ・エルスホエア』 2000)
08. カミング・ドーン(タナトプシス) (『サムホエア・トゥ・エルスホエア』 2000)
09. ディスタント・ヴィジョン (『サムホエア・トゥ・エルスホエア』 2000)
10. 壁 (『オールウェイズ・ネヴァー・ザ・セイム』 1998)
11. すべては風の中に (『オールウェイズ・ネヴァー・ザ・セイム』 1998)
12. デスパレイト・タイムス (『フリークス・オブ・ネイチャー』 1995)
13. アンダー・ザ・ナイフ (『フリークス・オブ・ネイチャー』 1995)
DISC2:
01. ハウス・オン・ファイヤー (『イン・ザ・スピリット・オブ・シングス』 1988)
02. レインメイカー (『イン・ザ・スピリット・オブ・シングス』 1988)
03. シルエッツ・イン・ディスガイズ (『パワー』 1986)
04. シークレット・サーヴィス (『パワー』 1986)
05. スリー・プリテンダーズ (『パワー』 1986)
06. 時の終焉 (『ドラスティック・メジャーズ』 1983)
07. 或る橋の出来事 (『ドラスティック・メジャーズ』 1983)
08. プレイ・ザ・ゲーム・トゥナイト (『ビニール・コンフェッション』, 1982)
09. クロスファイアー (『ビニール・コンフェッション』 1982)
10. ウィンドウズ (『ビニール・コンフェッション』 1982)
11. ホールド・オン (『オーディオ・ヴィジョン』 1980)
12. ローナー (『オーディオ・ヴィジョン』 1980)
13. ノー・ワン・トゥゲザー (『オーディオ・ヴィジョン』 1980)
14. オン・ジ・アザー・サイド~謎の沈黙~ (『モノリスの謎』 1979)
15. はるかなる情念 (『モノリスの謎』 1979)
DISC 3:
01. 伝承 (『偉大なる聴衆へ』 1978)
02. 神秘の肖像 (『暗黒への曳航』 1977)
03. 閃光の嵐 (『暗黒への曳航』 1977)
04. 奇跡 (『永遠の序曲』 1976)
05. 超大作 (『永遠の序曲』 1976)
06. 銀翼のイカルス (『仮面劇』 1975)
07. チャイルド・オブ・イノセンス (『仮面劇』 1975)
08. ダウン・ザ・ロード (『ソング・フォー・アメリカ』 1975)
09. ソング・フォー・アメリカ (『ソング・フォー・アメリカ』 1975)
10. 邪悪なゲーム (『ソング・フォー・アメリカ』 1975)
11. 母体崩壊 (『カンサス・ファースト・アルバム』 1974)
12. ベレクセス (『カンサス・ファースト・アルバム』 1974)
13. 栄光への旅路 (『カンサス・ファースト・アルバム』 1974)
【バイオグラフィー】
1969年に米国カンザス州で結成。1974年にメジャー・デビューを果たす。同年に1st アルバム『カンサス・ファースト・アルバム』、翌年には2ndアルバム『ソング・フォー・アメリカ』と3rdアルバム『仮面劇』を発表。3枚はいずれもゴールドディスクを獲得。1976年には4thアルバルとなる『永遠の序曲』を発表。「伝承」のシングル・ヒットも生まれ、アルバムは同年中に100万枚、トータルで400万枚以上を売る大ヒットとなった。続く1977年発表の5thアルバム『暗黒への曳航』も大ヒット、ここからは「すべては風の中に」が大ヒットし、バンドとして確固たる地位を築く。1983年に活動停止になるが、85年に活動再開。以後もメンバー・チェンジをくり返しながらもコンスタントにアルバムを発表。レコード・セールスは全世界で3,000万枚以上。2011年には日比谷野外での第2回プログレッシヴ・ロック・フェスで10年振りとなる来日公演が実現した。2013年には旧メンバーが客演したオリジナル・ラインナップで、結成40周年記念ライヴを開催。結成40周年記念したドキュメンタリー『奇跡(ミラクルズ・アウト・オブ・ノーウェア)』(2015年リリース)も制作された。2014年、中心メンバーのスティーヴ・ウォルシュが再度の脱退をしたが、ウォルシュの後任に、ロニー・プラット(ボーカル)とデヴィッド・マニオン(キーボード)が加入。2016年にはザック・リヴィ(ギター)も加わり、7人編成になる。同年16年振りと新作『暗黙の序曲』をリリース、トップ200で初登場14位を記録し、健在ぶりを示した。その後、バンドのニュー・ラインナップ、ニュー・アルバム、そして彼らの代表作『永遠の序曲』の40周年を祝うツアーを行い、大成功を収める。2017年にはこのツアーの模様を余すところなく収めたライヴ盤『レフトオーヴァーチュア・ライヴ&ビヨンド〜『永遠の序曲』40周年記念ライヴ』をリリース。翌2018年からは、『暗黒への曳航』を完全再現したアニヴァーアリー・ライヴ・ツアーを開催。同年末、デヴィッド・マニオンが脱退し、トム・ブリスリンに交代となったが、翌年3月から同ツアーを再開。そして、2020年7月には、2016年以来4年振りとなる通算16枚目のオリジナル・アルバム『ジ・アブセンス・オブ・プレゼンス』をリリース。今年2021年5月(国内盤は6月)には2018~20年に亘って行われた『暗黒への曳航』アニヴァーサリー・ツアーからベスト・テイクをセレクトした『ポイント・オブ・ノウ・リターン・ライヴ&ビヨンド〜『暗黒への曳航』 アニヴァーサリー・ライヴ』をリリース。70年代~80年代、そして今もなお全世界のアリーナ、スタジアムでライヴ活動を積極的に行なうアメリカを代表するクラシック・ロック・バンドとして活躍中。2021年4月に、2016年に加入しバンドの中心的存在になっていたザック・リヴィが自身の新たなプロジェクトに取り組むとの理由で脱退は発表。現在は6名で活動と続けている。