11/27発売となった究極のBeatleDNAコンピ『Power To The Pop』収録曲についてご紹介。Disc1の7曲目はビリー・ジョエル 「ローラ」。1982年発表『ナイロン・カーテン』収録曲。
これも思い出深い1曲ですね。『ナイロン・カーテン』は秋葉原の石丸電気で予約して発売日に買いました。早速家に帰って聞いたら、1曲目「アレンタウン」、まずは”いいね~こりゃ”です。そして2曲目にこの「ローラ」がくるわけですが、初めてこの曲を聴いたときはびっくらこきました。
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイアモンド」的なイントロ。曲が始まると、まるでジョンが乗り移ったかのようなビリーの声。そしてアー(⤴)アー(⤵)のコーラス。ヴァースのリンゴっぽいドラミングといい・・・まさにBeatleDNA。
ビリーのビートルズ好きも有名ではありましたが、これほどまでビートルズ愛に溢れた曲はそれまでのアルバムにはなかったと思います。このアルバムの「サプライズ」のヴォーカルは更に鼻にかかった感じでジョンっぽいし、「スカンジナヴィアン・スカイズ」のSEはまるでビートルズ。
「僕にとってのサージェント・ペパーズだ」とビリー本人も語っているほど、彼のの作品の中でも彼自身が重要と思ってる作品。そして「ローラ」はその中でも一番のBeatleDNAを感じる楽曲かと思います。ジョンが亡くなったあとの作品ですし、レコーディングの時なにかが乗り移っちゃったんですかね?
この企画が実現したら絶対収録したいと思っていた曲だったんですが、ビリーはソニー・ミュージックのアーティストの中でも、なかなかコンピに許諾が下りないアーティスト。なので、半分ダメモトで申請してみたんですが、さすがになかなか許諾がおりない。もうだめかもなあと思ってたら、このも本当に最後の最後でOKがきた。許諾が下りた時は思わず「マジで!」と叫んでしまいました。本当に嬉しかった!
この曲が入ったコンピレーションCDって初めてなんじゃないですかね。数あるビリーのヒット曲の中であえてこの曲を入れようってやつなんて誰もいないだろうし(笑)。
●『Power To The Pop』Various Artist
2019年11月27日発売 SICP31336-7 価格:3,000+税 高品質Blu-spec CD2/解説・歌詞・対訳付(詳細な各曲解説を含む全72Pのブックレット)
ポップの魔法を信じるかい?
カヴァーでもない、コピーでもない。誰もが納得のマスターピースから隠れた名曲まで、
レーベルを越えて世界中から集めた、究極のポップでパワフルな作品集。
すべてのポップ・ファンに贈る日本独自企画コンピレーションCD。
*収録曲徹底紹介はこちら
https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12543248640.html
発売を記念して特設サイトもオープン。TwitterとFacebookでは制作秘話とともに、BeatleDNAを感じる曲、アルバム、アーティストなどを募集中。
【特設サイト】 http://www.110107.com/BEATLEDNA
【Twitter】 https://twitter.com/BeatleDNA_JP
【Facebook】 https://www.facebook.com/BeatleDNA/
その他
*「BeatleDNAコンピへ至る長く曲がりくねった道のり...担当Dによる裏話」
https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12543241309.html
*『Power To The Pop』のジャケットはなぜウサちゃんなの?「くるみちゃん」の物語。
https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12543271339.html
*構想30年、ここに至る道のりの裏話や収録内容を特集した、伊藤銀次のネット・ラジオ『POP FILE RETURNS』の第317回『「BeatleDNA」特集~ビートルズに影響を受けると単なるポップにならない編』11月8日公開中。
http://www.110107.com/s/oto/diary/detail/3832
#BeatleDNA
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#ビートルズ の遺伝子